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本日は朝から雲ひとつない、青空が広がっていました。
本日、病気で療養していたベトナム人実習生の子が国へ帰りました。
今頃、祖国に着いている頃でしょうか。。
3月中旬病気が発症し、緊急入院し、6か月間日本でつらい治療を受けてきました。
ブログを読んで下さっていた皆様は気づいていたと思いますが、
彼の病名は、「急性リンパ性白血病」でした。
退院後は、再発しないように経過を見ながら、日本で働きながら満了帰国を考えていましたが、
「元気な状態でご両親のもとに帰してあげる」ことが一番の目的だったこともあり、
志半ばではありましたが、帰国することとなりました。
通常は会社から1名、組合から1名、合計2名で空港でお別れするのですが、
こんな事情だったこともあり、総勢20人以上でお別れをしました。
最後の説明があり、組合の皆様からは色紙の寄せ書きが・・。
写真見るだけでも思い出して泣けちゃいます。
そして、皆で写真を撮ろう、ということでまるで芸能人のようなカメラの数。
皆が彼を取り囲みます。
事務所総出で送りにきてくれた組合の皆様。
現・理事長さんは女性で、10年以上の付き合いになります。
今回の件は、都度相談しながら、
こちらの希望をいつも優先させてくれ、損得勘定はなしで
常に最善の方法を一緒に考えてくれました。
本当にあたたかい組合だと思います。もう、感謝しかありません。
他の組合だったら、迷わずに3月の時点で帰されていたんだろうな。。と思います。
そして、弊社のスタッフ。
何度も病院に足を運んでくれ、中心となって彼を支えてくれた人たちです。
彼と接することで、多かれ少なかれ人生観が変わったのではないでしょうか。
毎日「生きていること」は、当たり前ではないことだと思います。
人に対する優しさ、思いやりの心、助け合い、いろんなことを学びました。
最後は、卒業式のように1列に並んで一人ずつお別れをしました。
そして、本当に最後、彼は笑顔で祖国に帰りました。
私宛の手紙、弊社スタッフへの手紙も翻訳したものをいただきました。
3年後、病気を克服し、再会する約束をしてくれました。
今後も毎年変わらず実習生を受け入れていくと思いますが、
彼の事は一生忘れられないと思います。
ヘン ガップ ライ チャンくん!